10月18日までの累計販売台数は、2013年に発売された『iPhone 5

iPhone 6/6 Plus』が発売されて2か月近くが経とうとしている。10月20日に発表された、家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」の調査リリースでは、発売開始1か月の販売台数ではソフトバンクが優勢であることが伝えられた。9月19日発売の『iPhone 6』は、キャリア別でみると、ソフトバンクKDDIau)、ドコモ、容量別では64GB、16GB、128GBの順に売れているという。同時に発売した『iPhone 6 Plus』と合算すると、発売から30日後にあたる10月18日までの累計販売台数は、2013年に発売された『iPhone 5s/5c』や、2012年に発売された『iPhone 5』の同期間の累計販売台数を上回り、過去最大となっている。 iPhone 6 plusケース  また、このタイミングで携帯電話大手3社の2014年9月中間連結決算が出揃った。11月4日に決算発表をしたソフトバンクは、関連会社の中国電子商取引最大手アリババ集団の米国上場が寄与したこともあり、最終利益を前年同期比36.7%増の5607億円と大きく伸ばしている。一方で、新料金プランの影響から減収減益に沈んだドコモは、中間期として過去最高の営業利益を上げたKDDIに通期でも抜かれ、3位に転落する見通しとなった。  発売から1か月が経ち、キャリアや容量による売れ行きの差が鮮明になってきたわけだが、ソフトバンクが好調な理由はどこにあるのか? ユーザーには、日本で最初に『iPhone』を発売し注力してきたキャリアという印象も根強く残っており、その効果も少なくないだろう。ただ、昨年からドコモが参戦し、完全な三つ巴となった今回の商戦をリードする形となったのには、当然、別の理由があるはずだ。その理由を分析してみたい。 ■LTE/4Gの通信速度の差 グッチ iphone6 ケース  日経BPコンサルティングが10月23日に発表した、「全国主要500駅 LTE/4G通信速度調査」によると、『iPhone 6』「Androidスマホ」ともに、データ通信のダウンロード速度はソフトバンクモバイルが1位だった。大量のWeb画面をブラウジングしたり、写真や動画などのコンテンツを閲覧したりする場合、ダウンロード速度が速いほど有利になる。昨年よりソフトバンクは、FDD-LTE方式に加え、TD-LTE方式に対応した2層による高速通信が可能な「Hybrid 4G LTE」を提供。新しい『iPhone 6』の端末自体が、TD-LTE方式に対応したこともあり「Hybrid 4G LTE」の恩恵を受け、ダウンロード速度でトップなったものと考えられる。 同様に、株式会社ICT総研が10月8日にリリースした「待ち合わせ場所100地点 iPhone6電波状況実測調査」においても、下り通信速度(ダウンロード速度)で、東京で平均32.51Mbps、大阪で40.91Mbps、名古屋で34.35Mbpsと3大都市圏それぞれでトップとなり、平均34.89Mbpsと頭一つ抜け出して1位となったのは、ソフトバンクだった。  同社は、もともと『iPhone』に対応していた「SoftBank 4G LTE」に加え、Wireless City Planningが提供する「AXGP」方式を使った「SoftBank 4G」が、今回初めて『iPhone』に対応。前述の通り、2つのLTE規格に対応したことが、下り通信速度で他社を一歩上回った大きな要因だと考えられる。一方で、グループのワイモバイルやWireless City Planningのネットワークを利用できる点も、通信速度、通信エリアの両面でユーザーにとって大きなメリットとなっていることは間違いない。 iphone6ケース手帳型 人気  さらに、別の調査機関、MMD研究所が9月26日に発表した、 全国の主要都市(20都市?125箇所)にて実施した「2014年9月iPhone6 全国20都市125箇所通信速度調査」においても、ダウンロードの平均速度が最も速かったのは、ソフトバンクで37.03 Mbps、auが35.3Mbps、ドコモが27.07Mbpsという結果となった。ちなみにこの調査では、アップロードの平均速度もダウンロードスピード同様にソフトバンクが12.25Mbpsと最も速く、次いでドコモが11.62Mbps、auが7.60Mbpsで続く形となっている。 ■カギを握る「TD-LTE」の基地局  1社だけの調査結果ならまだしも、3社の調査が同じ結果となるのには、それなりの理由があるはずだ。前述の通り、従来の周波数帯である2.1GHz、1.7GHz、900MHzに加え、今回、新たにAXGP(TD-LTE互換。以下TD-LTE)網を運用している2.5GHzに対応したことも大きい。現状、4つの周波数帯が利用可能なのは同社のみである。また、従来のFD-LTE方式に対応した基地局に加え、TD-LTE方式に対応する約5万局が加わって、広いエリアで2層による高速通信が可能になったこともこの結果を生んだ要因のひとつであることは間違いないだろう。端末とネットワークの両面から、112.5Mpbsと110Mbpsの2つの安定したネットワーク環境を提供できる体制を可能にしたというわけだ。 シリコンiPhoneケース  同社の場合、TD-LTE方式のネットワークの多くに、既存のウィルコム基地局を利用している。小セル化が進んだことで、ユーザーが多いエリアでは相当な密度で展開し、回線の容量が少ない場所では、パケ詰まりなどが起きにくいようになっている。また、相対的に見るとネットワークが空いており、同じ場所でもTD-LTE方式のほうがスピードが出やすいのかもしれない。つまり、『iPhone 6』のユーザーなら、特に混雑しているような場所と時間でも、いつもより通信速度が速くなる状況も生まれやすいということになる。通信速度で100Mbpsを超える基地局の数を見ても、2014年8月時点で、ソフトバンクが約6.7万局、ドコモが約3.9万局、auが約3.5万局と、他社を2倍近く上回っている。 シャネル iphone6ケースiPhone 6』商戦の序盤戦は、ソフトバンクが一歩リードした形となっているが、これから年末のボーナス商戦、そして、春の商戦期と大きなヤマ場を迎えることになる。今後の各社の展開からますます目が離せなくなりそうだ。 SBIライフリビング株式会社が運営するフリーマーケットサイト「ムスビー」は、2014年10月の中古携帯/スマホ ランキングを発表した。調査の結果、10月はランキングが大きく変動。先月、3位のNTTドコモ「iPhone5c」が初の1位になった。先月の平均価格と比較しても、TOP10の中では「iPhone5c」のみ値上がりしており(1,684円)、この点からも勢いが感じられる。ランキング1~3位の平均価格を見ると、価格が高い最新端末よりもある程度の機能は備わっていてお手頃な価格の旧型のモデル(1年前に発売)で満足する層が増えているのかもしれない。 アイフォン6シャネル [順位][先月] [機種名]  [キャリア]    [モデル]    [平均価格※] 1位  3位  iPhone5c   ドコモ   2013年9月発売   35007円 2位  11位 AQUOS PHONE ZETA SH-01F ドコモ 2013-14冬春モデル 30024円 3位  5位  ARROWS NX F-01F ドコモ  2013-14冬春モデル 28652円 4位  7位   iPhone6   ドコモ    2014年9月発売    73011円 5位  8位   iPhone5s   au      2013年9月発売    44112円 6位  1位   iPhone5s   ドコモ    2013年9月発売    48032円 7位  2位  Xperia Z1 f SO-02F ドコモ 2013-14冬春モデル 37841円 8位  22位 iPhone6 Plus ドコモ    2014年9月発売     85768円 9位  26位 ARROWS NX F-05F ドコモ 2014夏モデル     39345円 10位 51位 Xperia A2 SO-04F ドコモ 2014夏モデル     37997円 ※実際に取引された平均価格、中古携帯のため1台ごとにコンディションが異なる。 シャネルiphone6 ケース。  また、発売されたばかりのNTTドコモ「iPhone6(先月7位→4位)」「iPhone6 Plus(先月22位→8位)」もランクアップしている。「iPhone6」は9,390円、「iPhone6 Plus」は13,491円と、1ヶ月で大きく平均価格が値下がりしたこともランクアップを後押ししていると思われる。 [機種名]   [キャリア]  [10月平均価格]  [先月平均価格]  [価格差] iPhone6    ドコモ    73,011円     82,401円    -9,390円 iPhone6 Plus ドコモ    85,768円     99,259円    -13,491円 6Plusケースルイヴィトン  2014年夏モデルのNTTドコモXperia A2 SO-04F(先月51位→10位)」「ARROWS NX F-05F(先月26位→9位)」は初めてTOP10にランクインした。「Xperia A2 SO-04F」は15,997円、「ARROWS NX F-05F」は23,196円と、大きく平均価格が値下がりしたこともランクインの要因と思われる。 [機種名]     [キャリア]  [10月平均価格] [先月平均価格] [価格差] Xperia A2 SO-04F  ドコモ   37,997円    53,994円   -15,997円 ARROWS NX F-05F   ドコモ   39,345円    62,541円   -23,196円  10月はTOP10の中にNTTドコモ端末が9つもランクインした。一方で「スマホが同質化しつつあり(差別化がない)、価格を下げないとなかなか売れない」というショップのジレンマも感じさせる。10月27日にauから2014年冬モデル「isai VL LGV31」「URBANO V01」「MARVERA2」が発表された。au VoLTE(LTE回線を用いた高品質通話)対応の端末や、AndroidWear搭載スマートウォッチ「G Watch R」との連動等、新しい価値を付加するという強い姿勢が感じられる。各キャリアの「脱同質化」に向けてのチャレンジに期待したいところだ。。■ソフトバンク決算説明会?質疑応答より 先日ドコモが発表した、固定ブロードバンド回線とのセット割を含む新サービス「ドコモ光」。KDDI社長?田中孝司氏はこれは「脱法的行為」と強く批判しましたが、ソフトバンク社長?孫正義氏は「注意深く監視していく」と述べるに留めました。(2014年11月4日/ソフトバンク決算説明会 2015年3月期 第2四半期より) シャネル iphone6ケースSIMロック解除には抵抗しないが、売れないだろう 記者:毎日新聞のヨコヤマと申します。国内の通信の話なんですけれども、総務省SIMロックを原則解除しましょう、というガイドライン案を出されているんですけれども、ソフトバンクとしてはこれにどう対応していくお考えか、ということ。 また仮に総務省の指針通りにやるとすると、日本の大手3社のキャリア間の競争であるとか、MVNOとの競争であるとか、この通信競争がどう変わっていくかというところを教えて下さい。 孫:SIMロックについては何年も前からずっと議論されていることで、総務省としてもSIMロック外しをしたいという意向を持っておられますので、いま我々だけではなくドコモさんKDDIさん含めて、また新たな新規参入の会社を含めて、議論を高めているところです。 我々は最終的に決まった方針に従う、ということであります。その内容については今各社、プラスマイナスいろいろと調整をしているところで、その調整の結果に我々は従うということだと思っています。 iphone6ケース 競争環境は、例えばiPhoneが日本が一番売れている端末ですけれども、すでにSIMロックのかかっていないiPhoneApple Storeでいくらでも売っているわけです。今日現在もいくらでも、無制限に売っています。でも、大して売れていない。SIMロックのかかっていないAppleiPhoneはほとんど売れていない、というのが実情です。 で、そのなかでも多くの部分の台数は、中国とか他の国に持って帰られている端末が多い、というふうに聞いております。それはたまたま発売時期が日本のほうが先だった、ということも関係しているのかもしれません。 つまり、日本のユーザでSIMロックのかかっていないiPhoneApple Storeに買いに行ったお客さんはほとんどいなかった、というのが実態ですね。ですから、SIMロックが外れれば極端に端末の流れが変わる、というのではなくて。以前はSIMロックのかかっていないAppleiPhoneが欲しい、という意見もたくさんありましたが、現にそれを売りだしても対して売れていない。 つまり、大手3社が多くの獲得費用として補填をしてお客様に売っているというのが実態ですから、SIMロックがかかっていないものは、Appleから仕入れたままの値段で売る。つまり高いんですね。SIMロックがかかっていないからという理由だけでわざわざ7万円、10万円出してiPhoneを買うユーザは、ほとんどいなかったというのが実態だというふうにご理解いただいたらいいんじゃないかなと思います。 シリコンiPhoneケース。 でも我々は、総務省さんの意向には従うと。なんらそれを抵抗勢力とし